イタリアン特集 第5回「チーズ」
イタリアには400種以上のチーズがあるといわれており、イタリア料理でも重要な位置をしめる食材です。チーズはそれぞれの味、香り、かたさなどの個性があるので、チーズの特徴を知っていればよりイタリア料理を楽しむことができるでしょう。
チーズの種類
<フレッシュタイプ>
モッツァレッラ・・・餅のような弾力があり、球状で白色をしている。軽い甘味と酸味をもつ。加熱するとよく解け、ピッツァによく用いられる。
リコッタ・・・リコッタとは「二度煮た」という意味。酸味はほとんどなく、さっぱりとした中に甘味とコクがある。イタリアでは料理や菓子作りに頻繁に用いられるチーズ。
マスカルポーネ・・・ティラミスの材料として有名なチーズ。見た目はホイップクリーム、食べると甘く濃厚でバターに似ている。
<ウォッシュタイプ>
フォンティーナ・・・フォンドゥータ(イタリア式チーズフォンデュ)によく使われる。加熱すると強いにおいを放つ。
タレッジォ・・・牛乳を原料として、淡い黄色をしている。若いうちは穏やかな中にほのかな酸味と上品な香りを持ち、熟すとミルキーなコクと芳香を放つ。
<青かびタイプ>
ゴルゴンゾーラ・・・世界三大ブルーチーズのひとつ。ブルーチーズのなかでは、クリーミーでまろやか。
<ハードタイプ>
グラナパダーナ・・・パルミジャーノと同様にすりおろしたりして用いられる。パルミジャーノより安く、イタリアの食卓には欠かせない。
ペコリーノロマーノ・・・ペコリーノ(羊乳チーズ)の中でもローマでのみつくられる。塩辛く舌をさすような刺激がありながら、独特のコクと甘味を持つ。砕けやすく、粉状におろして使う。
パルミジャーノ・レッジャーノ・・・イタリアチーズの王様と称される硬質チーズ。淡い黄色〜茶褐色。豊かで深いうまみとこくがある。
チーズのレシピ
「リゾットゴルゴンゾーラ」
「トルティリオーニのチーズソース」
「目玉焼きのスパゲッティ」

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第1回「PASTA」
第2回「パスタの種類」
第3回「オリーブ&オリーブオイル」
第4回「トマト」